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2016 Vol.1 – Creation

MEMSにより リアルワールドIoT,  Smart City実現を

MEF2016 実行委員会 委員長/東北大学 未来科学技術共同研究センター/大学院工学研究科 教授 桑野 博喜

●IoTのリアルワールド化を実現するMEMS

 

 MEMS Engineer Forum 2016(5月11日、12日、両国KFCホール)は間もなく開催されます。

 MEMS Engineer Forum 2016のポイントは、WebワールドであったIoTをセンサおよびアクチュエータによりリアルワールド化する役割であるMEMSに焦点を当てトップダウン的に俯瞰することとボトムアップ的に有力技術を検証することです。Smart CityはリアルワールドIoTの実現形態として、省エネルギー、省資源、交通、産業、医療、教育、農業、漁業など全ての領域に渡って私達の生活、ビジネスなどの基盤として構築されていくものと思われます。本フォーラムでは米国や欧州、アジアから、MEMSの研究や開発、さらに事業化まで、それぞれの位置で深く関わってきた講師を迎えるのみでは無く、日本のIoT戦略、情報通信インフラ・ビジネス戦略、センサビジネス戦略などMEMSにかかわる上流の技術から下流のビジネスまで注目すべき講演が目白押しです。また、IoTの中核を為すクラウドやそのセキュリティなど それぞれの講演だけでなく、パネル討論の場で、MEMS関連の研究や開発、事業化にいたる歴史、現在、今後の道筋までが示される2日間となるでしょう。

 

●世界各国の主要MEMS研究機関・会社のエキスパート27名による講演

  全体を俯瞰する講演として、初日には、経産省から佐野氏を迎え、日本のIoT戦略とMEMSの役割について論じていただきます。二日目にはNTTから川村氏を迎え、MEMSセンサを中心とするネットワークサービスの構築および体制について論じていただきます。米国からは、MEMS & Sensors Industry Group代表のKaren Lightman氏からスマートシティ、スマートプラネットという広大なスコープからMEMSとセンサを論じていただきます。この他、国外からは、UC Irvine Andrei Shekel教授、Yole Development Claire Troadec氏、InvenSens Mark Wood氏, Bosch Georg Bischopink氏、国立精華大学Weileum Fang教授、CEA-Leti Jurian Arcamone氏、VTT Oja氏、中国科学アカデミーXinxin Li氏、Fraunhofer ENAS Joerg Froemel氏、など海外の主要な研究機関、会社を通じたMEMSの取り組みが紹介される予定です。一方で日本の講師陣も負けずに豪華です。各種の新しい取り組みをマーケットから新技術に至るまで論じていただきます。

 

●MEMS技術の事業化の可能性を探るMEF 2016

 MEMSはIoT、Smart Cityの主役として躍り出ようとしています。MEMSの事業化では、米国では大学の研究成果を生かしたベンチャー企業によるもの、欧州では大企業による開発成果のスピンアウトによるものが多い傾向にあります。日本の企業が今後どのような方針で世界に向けて発進していこうとしているのか、非常に楽しみです。日本では、志の高い技術者が、そのアイデアを社外で事業化するには、ベンチャーファンドや金融機関の側のやや高い障壁があります。これを克服することも日本のMEMS技術がIoTへ参画していく事において大きな課題となります。

 こうした観点から、今回のMEMS Engineer Forum 2016には、MEMS関連の技術者だけではなく、大企業の経営や管理を担っている方々に、社内に眠っているMEMS技術の可能性を探るためにも、ぜひお越し頂きたいと思っています。

 

●MEMS技術者・経営者の腕の見せ所-従来の「置き換え」評価軸から、「新しく創造する」取組みへ

 MEMSをベースとするIoT、Smart City は置き換えの世界では無く、新しく創造していく世界です。これまで日本の企業が、置き換えという評価軸で研究開発した製品を社内でつぶすことが多い気がしていますが、IoTでは、全く新たな市場を開拓していくことになります。既存の技術や製品の置き換えでは無い取り組みが必須です。新たな市場を創り上げるためには、膨大な労力が要りますが、得られる利益が大きくなります。比べられる対象が無い世界に、MEMSは向かっていきます。ますます、MEMS技術者、経営者の腕の見せ所になるでしょう。

 

 日本のMEMSの技術、技術者が切磋琢磨し、さらに、技術者に目一杯、活躍してもらう環境を用意するために、最終的にMEMSビジネスを推進するために本MEMS Engineer Forum 2016に来場され、有益な情報をご活用することを心より期待しております。

 

MEF 2016 Program schedule is available here.

MEF 2016プログラムはこちらで参照頂けます。

 

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